秋から冬によく食べられるチョコレートの原料となる、カカオって、よく耳にしますね。
一体カカオって何なのでしょうか? 疑問に思ったことはないでしょうか?
カカオとは果物の名前で、チョコレートの材料になるのは、その果物の種なのです。
アーモンドと同じぐらいの大きさの種で、「カカオ豆」と呼ばれています。
このカカオ豆を熱にかけて焙煎し、すりつぶしたのもをカカオマスと言って、これがチョコレートの原料になるのです。
少し難しい話をしますが、カカオの学名は「テオブロマ・カカオ」と言いますが、
テオブロマはギリシャ語で、神々の食べ物という意味で、大変神聖な作物だと太古から崇められている植物です。
なぜかというと、普通の果物は枝先に実を実らせますが、カカオは枝だけではなく、幹などありとあらゆる場所に、
実らせるます。低い場所にも実を実らせるので、動物が食べやすくなり、効率的にタネを拡散させて子孫を残すことができるから、
繁栄のシンボルだと崇拝されているからなのです。
そして最近では、血圧低下促進、動脈硬化予防、美容効果、アレルギーの緩和など、
多くの健康美容効果がある、まさに神格化できる素晴らしい果物です。
カカオの実は、だいたい長さが15-25cm程度、直径10-15cm程度の大きな実で、色は黄色や紫色など様々。
形も丸みを帯びていたり、細くてゴツゴツしているものもあります。
実を割ると、中な簡易は白い果肉とそれに包まれた豆が入っています。
一つの実から取れる種は、だいたい20-50粒ほどで、日本の一般的な板チョコ1枚を作るには、
ビターチョコであれば25粒、ミルクチョコは10粒の豆を使うと言われています。
カカオの実を割って食べると、チョコレートの香りがするわけではなく、爽やかで甘く、美味しい果物です。
この実の甘さ、糖分が最終的なチョコレートの風味を出すのに鍵を握っています。
なぜなら、この時点で豆は噛むと苦すぎて食べられず、収穫後に人の手が加わることで、チョコレートの味や香りが
引き出されてくるからです。
カカオは、寒さや直射日光、乾燥に弱く、平均気温20度以上、年間降水量が1,500mm以上の
熱帯性気候に育ちます。特にメキシコ、コロンビア、エクアドル、ベネズエラなどの中南米、
ドミニカ共和国、トリニダードトバコやジャマイカなどのカリブ海諸国が有名です。
世界の生産量の大部分を占めるのは、ガーナやコートジボワール、カメルーンなどのアフリカ諸国です。
インドネシアやベトナム、マレーシアなどのアジアの国々でも栽培が行われています。
カカオの実は1年中なっていますが、各地年に2回ほどの収穫期があり、
地域によって違いますが、季節によって様々な国のカカオがチョコレート生産国に輸入されてくるのです。
例えば、良い品種が育つガーナは、1-3月と10-12月が収穫期だと言われています。
カカオの品種は大分すると、3つに分かれます。
まずは、「クリオロ種」
上質で豊かな匂い、渋みが少なく、マイルドで優しい風味が特徴です。
その一方で、収穫数が少なく、病害虫にも弱いので、デリケートな品種なため、世界の
年間カカオ生産量の3%にも満たないと言われています。実の表面がゴツゴツしていて、豆の断面は、
綺麗な乳白色をしています。
次に、「フォラステロ種」
病害に強いので、収穫量が多い品種です。
栽培もしやすく、チョコレートが世界に普及し、栽培量も増えているので、世界のカカオ年間生産量の9割を誇ります。
風味はしっかりとした苦味とカカオ感、渋みが特徴です。
ミルクに負けないコクがあるので、ミルクチョコレートにも多く使われています。
最後に「トリニタリオ種」
クリオロとフォラステロの配合で、18世紀に誕生した新品種です。
中南米で多く栽培されており2種の性質を引き継いでおり、個性的で豊かな香りを持ちながらも、
病気に強く収穫量もクリオロ種よりも優れています。
代表的な三種類をあげましたが、3種類の中で優劣があるわけではなく、
チョコレートを作るのには、その時においしいカカオを仕入れて、
情報に左右されずに、制作者が目や鼻、舌を使って特徴を把握し、製造しているのです。
したがって、基準がなく、美味しいチョコレートを作るということは、
大変アナログな状態で、経験が大きく問われるというのが実情です。
(参考文献 蕪木祐介 著「チョコレートの手引き」)
ヨーロッパで時期に応じて良いカカオを使い、美味しいチョコレート作っている地域といえば、ヨーロッパ!!
その中でも食べやすいチョコを作っている国といえばイタリアです。
特にイタリアでも味に一目置かれているのは、ヘーゼルナッツのチョコレートです。
ヘーゼルナッツのチョコレートは、やっぱりイタリア産に限ります。
イタリアの北部の都市トリノで有名なヘーゼルナッツのチョコレート、
カカオ分が多く、ジャンドゥーヤの定番の味のアソート、
私たちの扱うProdotti Gianduja di Torino社のジャンドゥーヤは、1950年創業のチョコレート製造会社で、
世界に名だたるチョコレート製造業者への製造機械販売経験を活かして起業した、チョコレートの製造を知り尽くした会社です。
いまでも有名なチョコレート製造業者へ機材供給や技術指導を行なっています。
チョコレートの甘さもすっきりしており、とても食べやすく、
また食べたくなる1品です。中でも赤の包み紙の正統派ジャンドゥーヤフレーバーは、
どんな人が食べても「美味しい!!」と大好評です。
濃厚な味ですが、スッキリして爽やかな味わいなので、とても食べやすいです。
カカオ分が多く、健康に良いだけではなく、グルテンフリーなので、体にも安心でしかも美味しい一品です。
美味しいですが、高級チョコレートと比べリーズナブルなので、お求め安い価格設定になっています。
召し上がっていただくには、今一番良いシーズンを迎えているイタリア・トリノ産の本場のジャンドゥーヤ。
ご自宅用に、ギフトとしても、是非お試しください!!
お知り合いにあげても、ご自身で食べても幸せな気分になれますよ!!