最近は、オリーブオイルの日本での流通量が10年前に比べて、非常に増えて、
それにつれてオリーブオイルの良し悪しを見抜く知識や経験を持つ方も多くなってきました。
オリーブオイルもワインのように、鑑定士の方やソムリエがいるぐらいで、良し悪しだけではなく、
オリーブの品種によって、オリーブオイルの味が違うことに気がつくと思います。
これに気がついて、オリーブオイルに魅力に浸かる方も多くなり、色々と試してみたくなると、
様々な方法で、オリーブオイルを手に入れられることにも理解をさせる方もいらっしゃると思います。
オリーブオイルの値段も安いものから高いものまで、「ピンキリ」ではありますが、
やはり高いものは、高いものなりの価値があり、食事の質は大きく変わってきます。
高いワインを飲むことと同じぐらいの値打ちがあるということ同等だと思います。
私もそうですが、一度オリーブオイルに興味を持つと、たまたま通りかかった店で目にすると、
どんなものなのか、手に取ってみる、あるいは実際に購入してしまうようになると思います。
お店を始めとして、ネットなどでも購入する場所によって、色々と特徴があるようです。
1.近所のスーパーマーケット
最近は、日本でも本当にイタリアのスーパーで売られているようなものを目にするようになりましたが、
基本的に工業製品のものが多いです。代表格で日清オイリオがイタリアから独自のルートで輸入している「ボスコ」や
スペインの契約農家から味の素が買い付けているオリーブオイルが主流です。
また、大手のスーパーになると、独自で開発や買い付けを行い、スーパーのブランドあるいは、
現地(イタリアやスペインが多い)の会社の名前を出して、そのスーパーが独自で仕入れていることを謳っていることが多いです。
いずれも500mlが600円から1000円強ぐらいで調理用向けなど、安価で買いやすいものが多く親しみやすいです。
逆に、高価で高級な贅沢志向のオイルを買い求めることは難しいです。
2. 百貨店の高級食料品コーナーやオーガニック食料店
百貨店ですといわゆる「デパ地下」ですが、世界中の高価なオリーブオイルがきれいに陳列されており、
さすが百貨店、現地でも目にしたことがないような良質な高級オイルが並んでいます。
出入りしているインポーター(輸入卸業者)が希少価値が高いもの、
生産量がスーパーほどではない現地の人も美味しいと認める、高品質なものを置いています。
百貨店なので、お値段は張りますが、品質は折り紙つきだと思います。小さめのボトルが1000円台で売られていることが多いので、
味見用と考えて、買ってみて、よければ大きめのものを買うという方法もあります。
また、オーガニック食品店も有機栽培や有機農法にこだわったBIO認証を受けている商品に限って、
販売していることが多いです。オーガニック食品店の扱うオリーブオイルは、オーガニック認証があるかどうかで商品を仕入れるため、
当然オリーブオイルもBIO認証があるものが売られています。農薬を使わないでつくられたオリーブや
土作り、製法もこだわってつくられているものが多いので、オーガニック食品店で扱われるオリーブオイルも質が良いものが多いです。
3. 外国食品の小売専門店やパン屋
外国食品を扱うお店も2の百貨店同様、輸入卸業者が卸していることが多いので、
ハイクオリティな貴重なオリーブオイルが手に入ります。最近は、オリーブオイルのみを扱うオリーブオイル専門店も
多くなってきました。店主自らが輸入や買い付けを行っていることが多く、小売店で購入する場合は、店主との距離も近く、
オリーブオイルのこだわりなどを説明してくれるので、良いオリーブオイルを知る絶好の機会になります。
また、個人経営のパン屋さんもオリーブオイルを扱っている店が多くなりました。
これは、健康志向ということもあり、バゲット(フランスパン)とオリーブオイルの相性が良いことから、
輸入業者が色々とセールスを行なって並べているようです。ただ、パンに合うオリーブオイルのみを扱っているので、
それほど数は多くなりません。パン屋さんで多いのは、「サルバーニョ」というイタリア北部でつくられる、
フルーティーなオリーブオイルがよく置かれています。また、国産のすっきりしたタイプのものなど、パンに合うオリーブオイルを
探している方には、パン屋さんで購入するのもオススメです。
4. レストラン
レストランで購入ということもできる場合があります。イタリアンレストランやスパニッシュレストランで、
オリーブオイルの販売もしているケースがありますが、もし販売をしていなかったり、購入できない場合でも、
出しているオリーブオイルを食べる機会があると思うので、気になるオリーブオイルがあれば、
シェフにどんなオリーブオイルを使っているのか聞けば、快く教えてくれるかもしれません。
オリーブオイルが好きでこだわっているシェフが多いので、運が良ければ、銘柄、輸入業社名などを教えてくれる
こともあるかもしれません。そこから辿って行くと、輸入業者のホームページがあって、
個人でも購入できるようになっている場合もあります。購入ができなくてもイタリア料理や
スペイン料理のレストランでは良いオリーブオイルの情報収集の場所になる可能性が高いです。
5. インターネット
ネットで検索すると、大小様々な輸入業者やお店が上がってきます。
サイトを見ると、 写真付きで商品の解説や生産者の情報、国際コンテストの受賞歴なども説明もあり、
わかりやすくサイトができています。また、SNSもある場合が多いので、オリーブの栽培状況や製造過程、
輸入業務のレポートなど、いろいろな情報を発信していて、オリーブオイルが好きな人が人には楽しく感じる上、
いつでもどこでもオリーブオイルが手に入る利点があります。
6. 旅行の際のお土産
イタリア、スペイン、ギリシャ、チュニジアなどのオリーブオイルの生産国として名高い国を旅行した際に、
スーパーへ行って見ると、日本より安価な値段で、日本では知られていないオリーブオイルを手に入れることができます。
瓶が割れないように持って帰るなど工夫や手間がかかりますが、現地でしか手に入れられないものを日本で味合うのは、
とても嬉しいことです。小さいボトルを何本か買って帰ってきて、お知り合いに旅行のプレゼントとして、
贈ると喜ばれると思います。
ざっと思いつくところを列挙してみました。
ぜひ試してみてください。
オリーブオイルは、健康に良いので、贈り物としては、とても喜ばれる品物です。
私たちもギフトセットをご用意しています。
イタリア・デッロルト農園産 エキストラヴァージンオリーブオイルは、
油というよりは、オリーブのフレッシュジュースといっても良いぐらい、
すっきりして、オイルといった感じが全くしない、健康にも良い高級食材です。
手間暇をかけて作られた、歴史的なヨーロッパを代表する食品です。
ギフトとしては最適です。
画像は、有機のエキストラバージンオリーブオイルが2本になっていますが、
ご当地のオリーブオイルを意味する「D.O.P」、地方の4品種のオリーブをブレンドして作った、
農園のオススメの「クラッシコ」と有機のオリーブオイルの3種類からお選び頂けます。
大切な人へのギフトとして、ぜひお買い求めください。