2021/07/27 11:00
チョコレートの種類の中で、最近「ジャンドゥーヤ」という種類をよく聞きます。
いま大ブレイクしている、「マリトッツォ」は、イタリアのスイーツで有名ですが、
ジャンドゥーヤもイタリアで人気のチョコレートです。
普通のチョコレートと何が一体違うのでしょうか?
ジャンドゥーヤとは、1つのチョコレートに対し、20-30%のヘーゼルナッツペーストが練りこまれている、
チョコレートのことを言います。
ヘーゼルナッツとは、アーモンドやカシューナッツと並んで、代表的なナッツ類の1種です。
香りと風味が特徴的なヘーゼルナッツは、日本では希少ですが、イタリアでは好まれて食べられており、
殻付きのまま売られているものが大半ですが、殻が取られた状態でも売られています。
それに付随して、ヘーゼルナッツの殻は硬いので、殻を壊す器具もあり、どのイタリア人の家庭にもあるぐらいです。
また、栄養価がとても高く、健康や美容の維持にも効果大の果物でもあります。
そのヘーゼルナッツペーストがチョコに練り入れられているジャンドゥーヤは、
板チョコ状のもの、台形のような形をした一口サイズ、ペースト状になっているものが主流です。
特にジャンドゥーヤの典型的なフォルムといえば、台形状です。
普通のチョコレートは、一口サイズでも長方形や丸型などが多いですが、
台形が主流なのでしょうか?
ジャンドゥーヤが生まれたのは、1806年ごろと言われています。
今もジャンドゥーヤの産地として北イタリアのトリノを統治していたナポレオンが、イギリス及び、
イギリスの植民地をヨーロッパから締め出すための大陸封鎖令を出しました。
それに伴い、イギリスとの貿易も禁止になりました。
貿易物の中に、イギリスの植民地から輸入しているカカオも含まれていましたが、
この法令のために、カカオも輸入が難しくなり、とてつもなく高価なものになってしまったのです。
困ったのはトリノのチョコレート製造業者でした。チョコレートの原料になるカカオがないと、
チョコレートが作れません。そこで考えたのが、トリノ近郊でよく取れるヘーゼルナッツでした。
ヘーゼルナッツをペースト状にして、チョコレートの代わりとして使ったことが、始まりです。
それまでは、ジャンドゥーヤという名前は存在しなかったのですが、
チョコレートに郷土感を出したかったチョコレート職人は、トリノのあるピエモンテ州を始めとした、
北部イタリアで16世紀頃に生まれたとされる喜劇のキャラクター「ジャンドゥーヤ」に着目します。
そのジャンドゥーヤは、台形型の帽子をかぶっており、トレードマークになっていました。
その愛すべきジャンドゥーヤの帽子の形にチョコレートを形作って、キャラクターの名前をつけたので、
商品名もジャンドゥーヤになったというわけです。
これが1850年から60年ぐらいの間で、今は日本でも有名なジャンドゥーヤの製造業者である、
カファレル社によって、作られたのが始まりと言われています。
今では、ヴェンキなど名だたるメーカーによって作られ、トリノを代表する銘菓となったわけです。
その中でも私たちの扱う「プロドッティ・ジャンドゥーヤ・ディ・トリノ」の
ジャンドゥーヤは、日本では有名ではないですが、職人が作る手作り感を残しつつ、
有名メーカーに製造機械の使用方法の指導を行っていた経験から、洗練された味のジャンドゥーヤを
作る隠れた名メーカーです。その味は、有名メーカーが一目置くだけではなく、実際に召し上がった日本人のお客様も
「とてもおいしい!!」と目を輝かせておっしゃる逸品のジャンドゥーヤです。
今回は、ギフトにもご自身用にもOKの
「ジャンドゥーヤ BOX 100g」のご紹介です。
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