パスタはパスタでも少し変わったテイストのパスタに挑戦されたい方へお勧めしたいのは、「パスタ・アル・フォルノ」です。
イタリア語を訳すと「パスタのオーブン焼き」といった感じです。パスタをオーブンで焼くのは、イタリア家庭料理ではよく作られる
一品で、特にカトリックの宗教上、体を休めて家族みんなで過ごす日曜日によくお母さんが作ります。イタリアでは、子供達に人気の
メニューで、喜ばれます。イタリア人にしてみれば、簡単でシンプルなレシピだと言いますが、パスタ・アル・フォルノにあまり馴染みの
ない日本では、少々手間になるので、料理好きな方にオススメのレシピです。パスタを茹でで具材を混ぜて簡単に済ませたいとお考えの方には、少々面倒な部分があるとは思いますが、物珍しいイタリア料理にご興味ある方は、日本で手に入る具材とオーブンがあれば、できるので、チャレンジしてみてください。
<材料 4人分>
ペンネやフジッリなどのショートパスタ 500g
合い挽き肉 400g
にんじん 1本
セロリ 1本
たまねぎ 1/2個
オリーブオイル 50ml
塩 こしょう 適量
トマト缶 1リットル
白ワイン 200ml
モッツァレッラチーズ 250g
パルメザンチーズ 50g
===========================
以下 ベシャメルソース用
牛乳 250ml
バター 25g
小麦粉 大さじ1杯半
塩 こしょう 適量
くるみのナツメグ 適量
<作り方>
1.まずベシャメルソースを作る。鍋を熱してバターを溶かし、弱火で小麦粉を入れて混ぜる。続いて牛乳、塩、こしょう、ナツメグを
焦げ付かないまで混ぜて熱する。
2. 続いてミートソースの準備をする。セロリとにんじん、玉ねぎをそれぞれみじん切りにする。別の鍋に、オリーブオイルを入れて弱火で熱して、しんなりするまで炒める。しんなりしてきたら、合挽肉を入れて、中火にして肉が変わるまで数分炒める。肉の色が変わってきたら、白ワインを入れて、アルコール分を飛ばしながら混ぜ合わせる。
3. 2にトマト缶とお玉1杯分のお湯を入れて、鍋の蓋をして、1時間ぐらい中火で茹でる。(イタリアでは美味しいミートソースを作るには、1-2時間茹でるのは普通のことです。)その際必要に応じて、お湯を入れて調整しながら、混ぜ合わせる。
4.パスタを表示時間通りさらに別の鍋に塩を少々入れて茹でて、茹で上がったら、お湯を切り、耐熱皿に半分ぐらいのパスタを入れる。
耐熱皿に入っているパスタに、3の鍋からできあがったミートソースお玉1杯分をかける。
5.耐熱皿のパスタとミートソースをスプーンなどで混ぜ合わせて、 1のベシャメルソースもお玉1杯分、またさらにもういっぱいのお玉に
ミートソースをすくってパスタの耐熱皿にかける。その上にさらにキューブ状にしたモッツァレッラとパルメザンチーズをかけて、
一層目を作る。
6.5に残りの1と3を入れる。残りのモッツァレッラとパルメザンチーズもふりかけて、表面を満たす。200度ぐらいに熱したオーブンに、
入れて30分程度焼く。焼きあがったら少し混ぜて、皿に盛ってできあがり。
ちょっと手間はかかりますが、イタリア人は残り物で作るメニューで、しかも家族揃って美味しく食べられるパスタなので、
パスタアルフォルノが食卓に並ぶと喜んで食べます。ぜひご家庭でも試してみてください。
イタリアでもパスタの町として名高い、ナポリ近郊の町グラニャーノ産の
ショートパスタで、なおかつねじれている部分にパスタのソースが、
しっかり絡むので、濃いソースとの相性も良いです。
また、ロングパスタとは違い、短いため、時間が経っても延びることがないので、
冷製パスタにもぴったりです。
パスタはやっぱり、イタリア人も認めるパスタの街、グラニャーノ産に尽きます!!
高台になっていて、風通しがよく、パスタも乾燥しやすく、パスタ作りに合う水が手に入る、
グラニャーノの街で製造されているのはもちろんのこと、
水分は30%以下でできており、乾燥パスタでも小麦の美味しさがそのまま凝縮されています。
また、プラスチック製ではなく、ブロンズ製のパスタ成型器でパスタを作るので、パスタの表面に細かい溝ができて、
ざらざらになるので、ソースとも絡みやすくなります。
そして乾燥も6時間程度で、40度から80度の温度に保って、乾燥させて、
最後には常温でしっかり乾燥させ、昔ながらの美味しいパスタ製法をしっかり守って作っている、
超名作パスタです。
それもこれも南イタリアのグラニャーノの製造者の皆さんの情熱や
プロ意識の高さの賜物です。
高級スーパーのお値段とさほど変わらない価格でご提供させていただいております。
レシピなどを教えてあげて、お知り合いへの贈り物としても
喜ばれる一品です。
グラニャーノ産のパスタは、数々出回っており、珍しいものではありませんが、
イタリア唯一のパスタ保護組合(Cosorzio Gragnano Citta della Pasta)から
しっかり認証をもらっている、名産品になると数は、少なくなります。
手軽にできるパスタだからこそ、パスタそのものにこだわって料理をしたいですよね。