オリーブオイルで料理をする方も増えていますが、
エキストラヴァージン(EXV)オリーブオイルは、普通にお菓子やデザート作りにも使えます。
イタリアでは、オリーブオイルだけを使ったビスケット等もあるぐらいです。
EXVオリーブオイルをサラダにかけると、青臭さやえぐみが消えて美味しくなりますが、
これはミネラル分がたっぷりな素材同士を合わせることによって起る効果です。
これと同じように、お菓子作りでよく使われる、小麦粉を合わせると相乗効果を楽しめます。
フランスパンとEXVオリーブオイルが合うことと全く同じです。
パンとオリーブオイルの相性の考え方を起点にすれば、小麦粉を使うお菓子にも相性が合うと考えられることは、
お分かり頂けると思います。また、EXVオリーブオイルは、バターよりも沸点が高く、水より凝固温度が高いという性質があります。
そのため、バターで作るお菓子よりも生地の温度が高くなり、お菓子がさっくりとした仕上がりになります。
一方で、「EXVオリーブオイルって加熱用に使えるの?」と疑問をもたれる方もいらっしゃると思います。
確かに、EXVオリーブオイルに含まれる抗酸化物質は180℃を超えると
その効力が失われ、脂肪酸の酸化が始まり、オイルの劣化に繋がります。
並びに、高温になり過ぎるとお菓子自体が破裂してしまいます。
ですので、お菓子を加熱する際に、オーブンを使う場合は、20℃近く低くして、
設定することが必要です。そうすると、旨味も残り、健康に良いお菓子ができ上がるという訳です。
今回採り上げるのは、「ナッツスパイスクッキー」です。
ナッツとオリーブオイルは、適度な量を摂る分には、とても健康に良いのです。
ナッツとEXVオリーブオイルには、血糖値上昇を抑える「不飽和脂肪酸」という酸が含まれており、
深沈台車のスピードを上げる等のダイエットのサポートになることはもちろん、肌や血管の健康に効果があるのです。
その上、この2つが入っているクッキーは、軽い食感で、ナチュラル素材の個性が生きたクッキーですので、
ぜひ試してみて下さい。
<材料;直径4cmのクッキー16個分>
◯薄力粉 100g
◯シナモンパウダー 小さじ1/4
◯ベーキングパウダー 小さじ1/2
▲グラニュー糖 20g
▲ブラウンシュガー 20g
▲塩 小さじ1/4
EXVオリーブオイル 50ml
ピーカンナッツ 35g
牛乳 大さじ1
<作り方>
1.◯の材料は合わせてふるいにかける。
2.ピーカンナッツは150℃に温めたオーブンでから焼きを15分して、ざく切りにする。
3.ボールに◯を入れて、▲を加えててで混ぜ合わせる。
4.3にEXVオリーブオイルを注ぎ入れる。
5.4を手で摺り合わせて砂状にし、ピーカンナッツを加えて混ぜ合わせる。
6.5に牛乳を加えて、親指の付け根で前へ押し出し、すりつぶすようにまとめて、両手でひとかたまりにする。
ラップフィルムで包み、冷蔵庫に30分入れる。
7.6を取り出し、直径3.5cmのコイン状に成形し、オーブンシートを敷いた天板に並べる。
170℃に温めたオーブンで20分焼き、焼き上がったら網に乗せて冷まして、完成。
美味しそうですよね。
成形する際に生地が崩れるようであれば、ラップで包んで、上から綿棒で延ばすと良いですよ。
結構に良いお菓子なので、ぜひお試しあれ!!
お菓子作りだけではなく、料理にも使える万能で美味しいEXVオリーブオイルの中でもおすすめは、
私たちの扱っている、「イタリア デッロルト農園産 EXVオリーブオイル クラッシコ」は
南部カンパーニャ州の丘陵地帯の農園で作られている、こだわりの一品です。
そして、小麦との相性が抜群で、クッキー、ビスケット、ベーグル、うどん、そうめん、
フランスパン、小麦粉の入ったクリームシチューとの相性が抜群で、風味がUPします。
こちらのオリーブオイルはイタリア産で、生産量世界第二位の国のオリーブオイルですが、
みなさんにイメージしやすい点としては、イタリア料理の代名詞になる、ピザの生まれ故郷である、
南イタリアのナポリの近くでできたオリーブオイルで、とても美食をイメージさせるオイルです。
実際に、オイルを日本でヨーロッパ料理のレストランを営んでいるオーナーシェフに
味見をしてもらうと、「まろやかで美味しい!」「理想的なオイルなので、即欲しい!!」と大好評です。
イタリアでも大変希少な
家族経営の小規模生産者であることから、機械は使わずオリーブは全部手摘みで、なおかつ農園の中にある
27度と厳密に制御をした搾油機でコールドプレスをして、鮮度の高いままオイルに精製しているというところが強みなのです。
したがって、酸度も0.2%と低く、ほぼオリーブの生搾りジュースと言えます。
また、オリーブオイル農園は、普通は種を植えて木を栽培してオリーブを育てますが、
昔から自生している自然に近いオリーブの木から取れる実を多く使っているので、
大地の恵みをそのままオイルにしています。
また、日本で全く流通していないのはおろか、イタリアでも直売のエキストラバージンオリーブオイルなので、
とってもおすすめの一品です。