日本でもオリーブオイルがたくさん出回り、いろいろな製法や場所で作られています。例えば、大きい製造者は、農家からオリーブの実を買って、工場で搾油している大会社もあれば、出来上がったオイルを樽単位で購入し、オイルブレンドして瓶詰めを行う会社、栽培から搾油、瓶詰めまで全てを行う会社もあります。会社以外にも栽培、搾油、瓶詰め全てを行う農家もあります。特にオリーブオイルの大国であるイタリアでは、いろいろな形態があるなかでオリーブオイルのラベルに自社生産、自社瓶詰と表示されていることがあります。
イタリア語で、Prodotto e imbottigliato da 会社もしくは農園名 あるいは Prodotto e confezionato da 会社もしくは農園名 と書いてあります。なぜわざわざ自社生産、自社瓶詰と明記しているのでしょうか? それは、収穫と搾油の全てを自社完結させていることを証明するためなのです。ワインの世界でも自社農園でブドウを栽培し、自家醸造所で発行させて瓶詰めした製品は、シャトーものと言われて、一目置かれたワインとみなされます。
オリーブオイルも同じで、自社農園で栽培して、自家醸造所で搾油及び瓶詰めされたオイルは、上品質のものが多いです。上質なオリーブオイルを作るポイントは、収穫後に時間をおかずに搾ることが大変大事です。少なくとも収穫後72時間以内、評価の高い製造業者のほとんどが24時間以内に、中には数時間以内で搾る所もあります。なぜなら、オリーブの実の中に含まれている油分は、枝を離れると時間が経つにつれて、脂肪酸の遊離、酸化と発酵が進み劣化していくからです。もし、自社農園で収穫したオリーブを自社工場で搾油するなら、1日の収穫量と搾油量をうまくコントロールできます。朝摘みして、午後に搾油所に運んで、その日のうちに搾れます。
一方で、たくさんの農園からオリーブの実を買い入れているメーカーではそうはいかず、搾れる実の数のコントロールが難しいため、
1日に搾れる量が不透明です。例えば、実が多過ぎれば翌日の搾油に回されたり、少な過ぎれば、十分は量になるまで先に収穫した実を
キープしなければならないということが起こり、実の鮮度が落ちてしまいます。出来上がったオイルを買い集めているメーカーでは、
製造工程の細かい部分を把握することはほぼ無理です。生産も瓶詰めも自社で行うオイルは、工程を全てコントロールできるという意味では、品質の高さが期待できます。特に、規模は中程度以下でよく名前の知られたメーカーや、農園で家族規模で製造を行なっているメーカーのオイルは、品質が高く、日本でも最近は、そのようなものを買い求める方が多くなっています。
これが、イタリア語で自社製造、自社瓶詰の証で、イタリア語で"Prodotto e imbottigliato da "という文言です。
オリーブオイルを選ぶ際に、印刷されているか見ていただくと、目安になると思います。
は、2021年4月に東京で行われた世界一のEXVオリーブオイルを競う国際コンテスト
「第9回 ジャパン オリーブオイル プライズ(JOOP)」に出品し、450点近くの中から、PDO部門で金賞を受賞致しました!!
もちろん、自社でオリーブの栽培、生産、瓶詰めは全て行なっています。
JOOPとは、2013年にEXVオリーブオイル輸入量世界no1の国イタリアの
在日イタリア商工会議所によって設立された、EXVオリーブオイルの世界の頂点を決める国際的な品評会です。
審査の対象になるEXVオリーブオイルは、収穫年に生産され、個別の生産者組合、もしくは卸売業者によって提出された
EXVオリーブオイル限られ、年間生産量が500kg以上であることが条件です。
審査員は、世界から国際的に認められたオリーブオイルのソムリエなどのプロの厳選された9名で、
このプロフェッショナルたちが銘柄などを見ずにブラインドテイスティングで採点されます。
オーガニック、ブレンド、PDO、PGI、単一品種のそれぞれのカテゴリーから、最高賞、金賞、銀賞を選びます。
受賞した生産品は、認知度が高まり、日本国内の百貨店や展示会、販促イベントやメディア掲載の機会が増え、注目も集まります。
軽い苦味と辛味のあるさらっとした後味が特徴で、刈ったばかりの草とアーモンドの香りが爽やかで、
野菜の旨味が倍増する、魔法のようなオイルなのです。
レンズ豆(lentiche e salsiccia)、ソーセージを焼いたもの、
Tボーンステーキ、肉のグリル全般、チコリ、トレヴィス、
スペインでよく出されるトマトのパン など
肉、苦味のある野菜、豆などとの相性が抜群です。
今回のJOOPの金賞受賞以外にも、ロサンゼルス国際オリーブオイルコンテストで第二位に当たる、
銀賞受賞の経歴がある知る人ぞ知る世界でも名だたる国際コンクールで受賞遍歴のある
上質なEXVオリーブオイルなのです。
このD.O.Pのオイルは、
デッロルト農園のある「コッリーネ・サレルニターネ」(サレルノ丘陵)という名前なので、
他の地域の業者が同種のオリーブを使用して、同じようにオリーブオイルを製造しても、
「サレルノ丘陵のオリーブオイル」と名乗ることはできないということなのです。
ですので、唯一無二のオリーブオイルであり、大変良質な、
本物のEXVオリーブオイルなのです。
また、苦みや辛さがあるEXVオリーブオイルなので、ポリフェノールが多く含まれており、
オリーブの持つ栄養価がそのまま凝縮されています。日常的に料理の調味料代わりに使っていただければ、
生活習慣病の予防や若さの維持等の効果があります。
ぜひヘルシーで、プロのシェフも認めるEXVオリーブオイルをご家庭でもお使いください。
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